ウォーターネットワークは、水の物理的な特性を基本に捉え、そのつながりと分野を超えた研究と活動を行なうことにより「水」(自然の象徴としての「水」であり、地球環境及び生命全体をシンボリックに表している)を中心とする地球環境の向上と地域社会及び地球の発展を目指したいという考えから1993年に設立しました。
「水」は生命の根源ですが、雨・雲・氷など、液体・気体・固体と様々にその姿を変えながら地球の全ての存在・生命をネットワークしています。ウォーターネットワークでは、その水のつながりについて様々な視点から捉え、アプローチしていくことにより「水」や「生命」などの本質に迫りたいと考えます。
組織的にも、「水」そのものが自由なネットワークであるように、ウォーターネットワークも多彩な人々がそれぞれの興味・参加スタンスで自由に係れる組織であり、分野を超えた方々とのネットワークが作れる組織でありたいと考えます。
これまでの具体的な活動としては、水と生命の関係の基礎的な研究、水と健康に係わる研究・活動、水をテーマに活動している人々とのネットワーク化、水や自然環境の向上に関心を高める啓発イベント、水や自然と文化のつながりをテーマとした音楽イベント等を実施してきました。特に、水・自然環境に関する活動を行なっている方々や組織・団体、企業との連携を図るため、ウォーターネットワークのオリジナル活動(例:「水の音原風景」プロジェクトなど)を試みており、他の組織・団体と連携した活動も積極的に行なっております。
ウォーターネットワークは現在、NGOとして活動を行なっております。「水」が地球の共有財産であるように、ウォーターネットワークの活動も私的な利益の追求を第一義とするものではありませんが、継続的な研究・活動を行なうために事業的なスタンスも持ちながら運営しております。
組織形態は、会員組織ではなく、プロジェクト・テーマに応じて興味のある方々がそれぞれのスタンスで協力・参加を行なっています。また啓発イベントなどは、参加者自身が感じ・体験していくというスタンスから受動的な参加者というよりも、プロジェクトへの能動的な参加者として捉えていきたいと考えております。
活動費は、啓発イベントの参加費、環境関連基金、企業協賛などでその一部をまかなっていますが、活動の性質上、収支の採れないものも多く、プロジェクト参加者のボランティア協力や自己資金の持ち出しということもあり、課題となっています。
助成金の関係ではこれまでに、イオン環境財団、ボディショップ基金、東京都環境活動助成、地球環境基金による支援・助成をいただいております。
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