木々に囲まれた府中市美術館
一足早く満開となった桜並木
ガラス越しに満開の桜が広がる
日暮れとともに景色が静かに移りゆく(演奏曲:「飛沫−イグアスに寄せて」)
- 日時
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2002年3月21日(春分の日)午後5時30分開演
- 場所
- 府中市美術館エントランスロビー
- 主催
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府中市美術館
- 出演者
- 田辺洌山(尺八)
- 杉浦邦雄(大鼓・小鼓)
- 桜井智永(筝)
- 内容
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都立府中の森公園の美しい緑に囲まれた府中市美術館は、身近に美術に触れ、生活と美術の関係、美と結びついた暮らしを見直す美術館として様々な試みを行なっています。また、エントランスロビーではミュージアムコンサートが開催され、音の芸術も複合的に体験いただく試みを行なっています。
今回、ウォーターネットワークは「森の音、水の響き」と題し、日本の色や風景、地域の自然、森と水のつながりをテーマに、春の息吹を和楽器の調べを通じて体感いただきました。一足早い桜の開花で、美術館の外に広がる桜を背景としたコンサートとなり、夕暮れの美しい景色と、ライトアップされた桜のもあわせてお楽しみいただくことができました。このコンサートを通じて、美術館の内と外とのつながり、伝統文化・楽器と自然とのつながりなども感じていただくことができたのではないかと思います。
ダイナミックなエントランスロビーの吹き抜け空間
後半は源流から大海へ続く水の流れを辿る
来場者の声(アンケートより)
- 本物のさくらが舞台に花をそえ、夕暮、夜への変化がグッドタイミングでした。尺八に宇宙を感じた。清潔で高貴な演奏ありがとうございました。(50代女性)
- 美術館エントランスホールでの演奏が素晴らしい音響効果を生み出すことに感動しました。(50代)
- 同じフロアーに演奏者と聴衆がいて大変良かったです。(30代男性)
- 小鼓すごくいい音ですね。最後の曲がすごかったです。(30代男性)
- 生で聴く音に多少の驚きと新鮮さを感じた。(40代男性)
- 時間が経過するに従って内容と雰囲気(特に外との)が調和し良かった。(50代男性)
- 桜が見頃の時、和楽器演奏が聴けて良かったです。(60代男性)
- 邦楽にふれる機会が少なかったので、とても良かった。尺八・筝・小鼓、素晴らしい。休憩時の音もよく、リラックスできた。(50代)
- 尺八の調べと外で風にゆれる桜の木々とで耳と目と両方楽しめたコンサートだった。(50代)
- 桜花咲く府中の森に森の音、水の響き鳴り響き、春の夜は朧なり。(60代男性)