ゲスト・峯岸一水
普段見ることのない一絃琴という楽器に興味津々
一絃琴と尺八による新作「下弦の月」が初演された
NHKドラマ「一絃の琴」に主演した女優・田中美里さんも来場
写真アート作家の沼田浩一
- 日時
- 2000年11月14日
- 会場
- 銀座かねまつホール
- ナビゲーター
- 田辺 洌山(尺八)
- ゲスト奏者
- 峯岸 一水(一絃琴)
- コラボレイティブ・アーティスト
- 沼田 浩一(写真アート)
- 演奏曲目
- 「須磨」〔在原行平作詞、杉浦桐邨前弾作曲〕
- 「六段の調」〔八橋検校作曲〕
- 「泊仙操(春・冬)」〔徳弘太作詞作曲〕
- 「飛雲」〔山本邦山作曲〕
- 「下弦の月」〔愛澤伯友作曲、初演〕
- 内容
-
ゲストに清虚洞一絃琴・宗家四代の峯岸一水を迎えた。峯岸氏は、NHKドラマ「一絃の琴」において一絃琴の指導も行なっている。
一枚の木の板に一本の絃を張り奏でる一絃琴。余分なものを削ぎ落とし、これ以上削ぎ落とすことのできないこの楽器の音色。そのたくまざる響は人の心を清らかにする。「自分自身の心のために演奏するもの」と言われるこの楽器が歴史上大切にされたのは19世紀末のことだった。20世紀末を迎え、21世紀へつないでいかなければいけないものは何なのか、この一絃琴の世界を通じて感じてみたい。
一絃琴を演奏する手元を長時間露光で撮影した、沼田浩一による写真アートとのコラボレーション、そのモノトーンの世界から見えてくる世界を感じていただいた。愛澤伯友による一絃琴と尺八による新作「下弦の月」も披露。