2003年8月9日(土)に行われた「水の音原風景」北上川コンサートに続き、翌8月10日(日)に和楽器演奏家が上平沢小学校を訪問し、伝統楽器を通じて子供達との交流を行いました。
上平沢小学校は2003年3月末に100%地元産の無垢の木材を使い、森林組合、製材工場、建築業者、大工職人など建設に関った業者も地元100%という全国でも稀有な試みとして注目されています。
この木造校舎は、循環型まちづくりを実施している紫波町の森林資源循環の試みで、夏休みには体験入学募集も行われています。
森の素材から出来た日本の伝統楽器の音色がこの木造校舎に響き渡り、子ども達からは演奏家に歌のプレゼントも。
木のぬくもりのように心温まる一時でした。
2003年8月10日(日)午前10時30分〜11時30分
紫波町立上平沢小学校・ロビー〔岩手県紫波郡〕
上平沢小学校の子供達や父兄の皆様に参加いただきました。
北上川コンサート出演者による和楽器解説、体験、演奏。
学校を訪問すると、子ども達が校舎を案内してくれました。
校舎を案内してくれる子ども達の顔は(まだ会ったばかりでちょっと恥ずかしそうだったけど)いきいき。自慢の校舎であるということが伝わってきます。
演奏家による楽器の解説と体験、そして演奏。子ども達は普段近くで見ることのない楽器に興味津々。
鼓の解説では、「アバレ」という手を子ども達の手拍子(大鼓のパート)と演奏家の小鼓とで共演。西洋楽器との違いや、日本の音の特徴なども知っていただきました。
体験では、なかなか音の出ない尺八に悪戦苦闘、子ども達の歓声や笑い声いっぱいの一時。
体験と演奏の後には、子ども達の代表から感想と御礼の言葉をいただき、御礼の歌「地球にのってどこまでも」もプレゼントいただきました。思いがけない歌のプレゼントに演奏家もうるうる。
短い時間でしたが一緒に楽しいひとときを過ごさせていただきました。上平沢小学校の皆さんありがとうございます!!