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Water Save Campaign
〜水を救うライフスタイル〜
ウォーターネットワークでは、毎日の生活の中でどのような心がけをすることが、水危機の時代において水を救い、ひいては私たち人類を含む地球上の全ての生命の永続的な繁栄が可能になるかという具体的な啓蒙活動を行っていきます。
キャンペーンの背景
私たちのライフスタイルが水危機の原因
21世紀は「水危機の世紀」と言われていますが、今、私たちは既に「水危機の時代」に突入しています。水質汚染、水資源の枯渇、局地的な洪水や砂漠化など。集中豪雨や台風による災害など、私たちの身の回りでも水に関わる災害は急激に増えてきています。特に、地球温暖化は地球の水の状態やその循環に大きな変化をもたらしています。水の危機は、水の惑星である地球の危機であり、私たち人類を含む地球上の全ての生命が危機に直面していると言っても過言ではありません。
そして、その水危機の最大の原因は私たち人類の活動に他なりません。水をこれだけ汚し、水を大量に汲み上げ、使っている生き物は他にありません。地球温暖化を進める生き物も人類の他にはいません。水の自然な循環を妨げている生き物は他にいません。
地球の水の現実
豊かな日本の社会では想像できませんが、今、地球上には安全な水が飲めなくて亡くなっていく子供たちがたくさんいます。これが地球の水の現実です。
- 安全な水が飲めない人:5人に1人(約12億人)
- 安全な水が飲めない人:5人に1人(約12億人)
- (The Global Supply and Sanitation Assessment 2000, WHO, UNICEF)
現在、地球の人口は約65億人。この人口でこの現実が、今後どのようになるのでしょうか・・・。
2025年に、地球の人口は約80億人となり、国連は人類が利用可能な水の量の9割に達し、48ヶ国で水が不足すると警告しています。更に、2050年には約91億人になると予測されています。45年後には現在より人口が4割増えるのです。人口が4割増えた時に、果たして地球の水はどのようになっているのでしょうか・・・。水を奪い合う時代がそこまで来ているのです。
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地球の人口 |
水危機の状況 |
2005年 |
約65億人 |
安全な水が飲めない人12億人以上 |
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↓ |
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2025年 |
約80億人 (国連の予測) |
人類が利用可能な水の量の9割に達する |
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↓ |
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2050年 |
約91億人 (国連の予測) |
???? |
日本人の課題
水の消費大国
私たちの生活は知らないうちに水を多く使うようになってしまいました。私たちが使っている生活用水は、この20年間で2割以上増えています。発展途上国と比べると3倍以上の水を使っています。
水の輸入大国
食料の自給率が40%をきる日本では、大量の穀物、肉、野菜などの農産物が輸入されています。これらの農産物を生産するのに大量の水が使われており、私たち日本人は食の輸入ということにおいて大量の水を海外で消費、そして輸入しているといえます。日本が輸入している農産物を生産するのに使われる水の量は、発展途上国の人たちが使った場合、約12億人が生活できる水の量と試算されています。
水を救うライフスタイル
〜それはあなたと子孫の生命を守る〜
使う水の量を減らす
キッチン
洗面所
- 歯磨きやひげそりの時に水道を流しっぱなしにしない。
- 歯磨きの時に口をすすぐのはコップの水で。
トイレ
- トイレの水タンクにビール瓶などを沈め、流れる水の量を減らす。
- トイレの水は大小便時に水量を使いわける。
お風呂
- シャワーを流しっぱなしにしない。
- シャワーとお風呂は季節と入る人数により使い分ける。
- 入る人数が5人以下の場合はシャワーの方が使う水の量が少ない。
洗濯
洗車
- 洗車はホースで水をかけるのではなく、バケツに水をためて洗う。
水を汚さない
キッチン
水の汚染原因で最も深刻なもの!(家庭の水汚染原因の4割)
- 残飯や生ゴミを流さない。
- ディスポーザーは止めましょう。
- 残飯を粉砕し水に流せば負荷量は大きくなる。
- 生ゴミは土に戻す。(コンポスト、ゴミ処理機など)
- お米のとぎ汁を流さない。(庭の植木やベランダの植木の水に使う)
- ラーメンの汁や味噌汁の残り汁を流さない。
- 味噌汁1杯が川に流れ込んだとすると、その川をきれいにするのにお風呂6杯分の水が必要。
- ジュースや飲み物の残りを流さない。
- 醤油などの調味料の残りなどを流さない。
- 食材や食べ物・飲み物を残さず、適量作る:経済的で環境や健康にもいい。
- 三角コーナーや排水口に使い古しのストッキングなどで覆い細かいゴミを流さない。
- 油を流さない。
- 油0.5リットルが川に流れ込んだとすると、その川をきれいにするのにお風呂500杯分の水が必要。
- 揚げ物に使った油は、炒め物などに使って使い切る。
- 油を捨てる場合には、ボロ切れや新聞紙にしみこませて燃えるゴミとして捨てるか凝固剤で固めて捨てる。
- 油や汚れのついた調理器具や食器は洗う前に必ずふき取る。(ゴムベラで除いたり古紙・新聞紙などで)
トイレ
- トイレットペーパーの使い過ぎに注意。
- トイレ掃除の洗剤に注意する。
- トイレに強酸性やアルカリ性の薬剤を流すと、浄化槽で微生物が生息できなくなり水処理効果が低下する。
お風呂
- 微生物によって分解されやすい石けんなどを適量に使用する。
- シャンプーは適量使用する。
洗濯
- 合成洗剤を使わない。
- 合成洗剤は1ヶ月たっても70%しか分解されないため川や海を汚染する。
- 界面活性剤には「環境ホルモン」の1つとされるノニフェノールが含まれている。
- 石けんや無リン洗剤をはかって使う。
- お風呂の残り湯を使う。
- 暖かい残り湯を使うと洗たくの汚れ落ちがよくなり、洗剤の節約になる。
街で
- 街でゴミを捨てない。
- 街に捨てられたゴミは雨や水に流れ、下水道や川に流れて行き水を汚す。ゴミを捨てないことも水を汚さないことにつながる。
- 路上でタバコを吸わない、吸殻を捨てない。
- 街の汚れで最もひどいのはタバコの吸殻。タバコの吸殻は雨や水を含み、有害物質が染み出し、その有害物質が下水や川に流れ込んでいく。(路上での喫煙は、他人を副流煙による危険にさらし、タバコの火の危険にもさらす。健康・環境ともにいいことがない。)