コラムについてご意見やご感想がございましたら、是非、柴崎宛にメールをお送りください。
「VATN(ワッ)」。
アイスランド後で「水」を表すタイトルの即興演奏は、国境を越えてつながる永遠の水の流れを感じさせてくれた。
12月7日、アイスランド・日本「Music for Water」プロジェクトを青山の「ラパン・エ・アロ」で実施した。
来日したアイスランドの演奏家、サックスのオスカール・グジョンソン氏、ギターのオマール・グジョンソン氏と日本の演奏家、笙の石川高氏と尺八の小濱明人氏は、今回初めての顔合わせ。事前にお互いのCDを聴いてその音楽性に共感していただけに、一つの音楽を奏でるのに多くの言葉はいらなかった。
サックスのオスカール・グジョンソン氏は、尺八の音色に感銘を受け、自ら尺八の風音が出るように改良したマウスピースを使っている。遥かアイスランドで活動しているジャズ演奏家が尺八を意識しているということも驚きだったが、アイスランドと日本には多くの共通点があることを考えると、その環境から生まれてきた音楽性にも共通点があるのかも知れない。
アイスランドと日本をつないだ「水」と「音楽」、今回のプロジェクト実施が次にどのようなつながりを生むか楽しみにしたい。
12月、アイスランドのジャズ界を代表する2人の演奏家、オスカール・グジョンソン氏とオマール・グジョンソン氏に来日いただく。アイスランド・日本「Music for Water」プロジェクトを実施するためだ。
「Music for Water」プロジェクトは、アイスランドと日本を代表する演奏家が地球の自然環境を象徴する「水」をテーマにコラボレーションを行い、音楽を通じて21世紀の水の問題を考えようという試みだ。
アイスランドはイギリスのはるか北西、北大西洋の北極圏近くに位置する。まだまだ日本人にはなじみのない国だが、アイスランドと日本はいろいろと似ている点が多い。島国であり、火山が多く温泉が多い。魚をよく食べ、鯨を元々食べてきたという食文化も持つ。そして、「水」に恵まれた国ということでは、日本を遥かにしのぐだろう。
アイスランドは、「氷の国」の名前の通り氷河が有名だが、ヴァトナ氷河はヨーロッパ最大で、東京・埼玉・神奈川を合せた大きさは世界最大級。そして、火山の溶岩台地でろ過された地下水は天然のミネラルウォーターで、その水が蛇口をひねれば出てくるし、お風呂のお湯は“温泉”だそうだ。オーロラの見える確率が高いこの国では、温泉の露天風呂からオーロラを見ることができる場所もあるそうだ。
しかし、「水」に恵まれたこの国でも、地球温暖化により氷河が溶け続けているという大きな問題も抱えている。
文化は気候風土に大きく影響されている。「水」に恵まれたアイスランドと日本の演奏家がどのようなメッセージを奏でるか是非ご注目下さい。
10月7日、「水の音原風景」阿蘇・菊池川プロジェクトの実施のために熊本県玉名市入りした。
この日、九州のはるか南方には大型台風22号があって北上を続けていた。昨年の北上プロジェクト、台風直撃の記憶がよぎる。
玉名の会場では、歴史的な高瀬目鏡橋の前、高瀬裏川の水上に舞台と会場が既に設置されており、翌8日の午後から音響照明の機材設置が行われた。
台風の進路予想では、九州をそれて東へとその進路を変え始めていて、演奏家の玉名入りが実施日の9日(土)朝になっており、飛行機が飛ばないという最悪の事態を考えると冷や汗が出てきた。夕暮れとともに照明テストが始まった。台風の影響から雲の動きも早く、時折雨がぱらつくが何とか照明のテストは行うことができた。
9日朝、台風は関東地方へと向かっていた。羽田には朝一番の飛行機に切り替えたスタッフと演奏家が集まり、台風で混乱する羽田空港を何とか無事飛び立つことができた。玉名ではまだ台風の影響が残っているものの、雨も何とか大丈夫そうで野外での実施を早々と決断した。
夕刻、日暮れとともに九州東海大学工学部助教授の金子良雄先生の基調講演「阿蘇・菊池川・有明海」、高嵜哲哉市長のご挨拶をいただき、「水の音原風景」コンサートが始まった。雲は低く動き、時折風も吹き抜けていく。雨もいつ降り出してもおかしくない状況で、演奏家の方々にとってまた過酷な状況でのスタートとなった。美しくライトアップされた目鏡橋の前でやれるところまでやろうと、何とか雨が降らないようにと思い続けた。
途中、一瞬雨らしきものがぽつぽつと来た瞬間はあったが、何とか最後まで無事野外で実施することができた。舞台と客席の下を水が流れ、歴史的な建造物である目鏡橋を背景に美しい音の風景が広がった。
翌日、共催であり今回の実施を玉名で全て取り仕切っていただいた玉名青年会議所の山田さんから電話が入った。「昨日の夜、玉名の周辺では雨が降っていて中止と思って来なかった知り合いが多かった。どうも玉名のあたりだけが雨が降っていなかったようですよ。」
再び冷や汗と、水の神様に感謝の日となった。
「水の音原風景」阿蘇・菊池川プロジェクトは10月9日(土)、熊本県玉名市の高瀬目鏡橋の前に特設舞台を設置し行われる予定だ。
客席はやはり会場を流れる高瀬裏川の水路上に設置される。この高瀬水際緑地公園内では、これまで様々なコンサートや催しが行われてきたが、高瀬目鏡橋の前に舞台が設置され行われることは初の試みだ。
「水の音原風景」プロジェクトでは、これまで国内外の「水」や「森」などをテーマに20数曲のオリジナル楽曲を制作してきた。
そして、今回は、玉名市制施行50周年記念として三宅一徳氏によるオリジナル楽曲が作曲され当日初演される。
その楽曲のタイトルは「水弧緑(すいころく)」。「水」と橋の「弧(アーチ)」、そして、「緑(自然)」の調和がテーマで、尺八、筝、十七絃の編成で演奏される。二連アーチの美しい高瀬目鏡橋の前でどのような音楽が響き渡るか楽しみだ。
これまで、「水の音原風景」では、地域の音風景を描いた楽曲も多く制作してきた。
南米イグアスの滝を描いた「飛沫」(池上信吾作曲)、パナマ運河を描いた「永遠なる水の道」(愛澤伯友作曲)、岡山後楽園を描いた「月暈(つきかさ)」(愛澤伯友作曲)、ナイル川を描いた「流転」(三宅一徳作曲)などなど。
1996年のプロジェクトスタートから野外の演奏会を中心にこれまでの開催は30回となり、阿蘇・菊池川プロジェクトは一つの節目となる。これまでの実施では、雨や台風の直撃など様々な試練もあったが、開催に関わっていただいた多くの方々の力によって無事ここまで辿りつくことができた。
今回も、地元の玉名青年会議所、玉名市、NPO法人緑のまちづくり交流協会さんなどの大きなお力によって、前例のない高瀬目鏡橋前での開催が準備されている。
今年は台風や洪水など水の脅威を実感させられた年でもあるが、10月9日は、野外で無事実施できることを心から願っている。
「水の音原風景」阿蘇・菊池川プロジェクトのテーマである菊池川流域は日本一の装飾古墳地帯である。
装飾古墳は古墳を絵や彫刻で飾ったもので、この地域に多く存在している理由として、阿蘇凝灰岩の産出が挙げられている。
そして、菊池川流域の景観の象徴となっているのが石橋だ。菊池川の上流から最下流域の玉名市までその流域には歴史的な石橋が多く点在している。
阿蘇の恵みである美しい水、そして、石もまた阿蘇の恵みと言えよう。これによって石の文化が育まれ、地域の風景も形作ってきた。
「水の音原風景」を実施する、玉名市の高瀬裏川水際緑地公園も歴史的な石橋のある場所で、コンサートは「高瀬目鏡橋」を舞台背景として行う予定だ。
ここを流れる裏川は、江戸時代に排水や水運利用のために人工的に掘られた川で、菊池川の水を引き込んだ水路だ。その水路にかかる石橋の一つ、高瀬目鏡橋は嘉永元年(1848)に造られたもので、二つのアーチとゆるやかな曲線が美しい風景を生み出している。
江戸時代、この高瀬地区には水運の発展から菊池川流域の高瀬米(菊池米)が集められ、高瀬船着場から大阪の堂島に積み出されていたそうだ。
この地区の石橋群は周辺の商家の石垣に合わせてつくられており、搬出入の荷車がスムーズに通れる工夫もほどこされ、当時の商人の知恵と工夫を見ることができる。高瀬船着場跡には、俵を坂をころがして先で止めるための「俵ころがし」もあり、対外貿易の拠点として繁栄した時代の記憶を残している。
川や水のつながりが交通や運搬の重要な手段であった時代、橋は私たちの生活により密着した存在であり、水のありがたさを更に実感させてくれるものであったのかも知れない。
今の時代、橋はただ便利なだけで、水のつながりや水の存在感を感じることなく渡っているかも知れない。一度、立ち止まって橋の記憶を辿ってみよう。
熊本・菊池川の上流から下流まで辿った。
阿蘇外輪山麓で生まれる菊池川は、菊池渓谷の美しい清水を集め、菊池平野を潤し、山鹿を経て玉名市に入り有明海に注ぎ込んでいる。71kmの水の旅だ。
菊池平野は菊池米でも知られ、かつては菊池川を活用し上流の七城町、山鹿、菊水、玉名と川舟による運搬が行われていた。
「水の音原風景」阿蘇・菊池川プロジェクトを行う玉名市はその集散地として栄えた時代の歴史的建造物跡が多く存在している。菊池川の最下流部は有明海の海水が潮の満ち引きによって交じり合う汽水(※)域だ。
菊池川河口の数キロ手前付近で、釣りをしているおじさんがいたので、川原に下りてみた。川の干潟に近づくと、何かうごめくものが・・・・。
何とそれはムツゴロウだった。
有明海のムツゴロウは有名だが、まさかこの川の干潟にいるとは思わず、びっくり。近づくと穴に入ってしまい、なかなか近くで見れないが、子供のムツゴロウは人の気配などかまわず動き回っている。ムツゴロウは、日本では九州の有明海と八代海の一部にしかすんでいないハゼ科の魚で、穴を掘って泥底に住み、潮が引いて干潟になると出てきて、泥の表面のケイ藻を食べているそうだ。
ちなみに、おじさんはハゼを釣っていて、ムツゴロウを釣っているのではないそうだ。
子ムツゴロウとしばし遊んで、菊池川河口、有明海へと出た。
海の中ほどには海苔を育てている竹の柵が並んでいて、海の向こうには雲仙普賢岳の姿も見える。海の豊かさを感じさせてくれるが、窪地の一角にはゴミが山となって溜まっていた。それは、私たちが生活の中で使っているものばかりだった。
「火の国」熊本は、「水の国」でもある。
阿蘇の山々から名水が生み出され、菊池水源、白川水源、池山水源、轟水源の4ヶ所が環境省選定の「名水百選」に選ばれている。環境省選定の「名水百選」の場所が4ヶ所もある県は熊本県と富山県の2県だけで、まさに「水の国」と言える。
この日、玉名市で実施する「水の音原風景」阿蘇・菊池川コンサートの打ち合わせ後に、菊池川源流の菊池渓谷・菊池水源を訪れた。
菊池川は熊本県の北部を流れる全長71kmの川で、阿蘇外輪山麓で生まれ、菊池渓谷の清水を集め、菊池平野を潤し、湯の里・山鹿を経て、玉名市から有明海に注いでいる。その流域には日本一の装飾古墳地帯を有し、菊池川はその歴史を見守ってきた。
菊池渓谷は熊本空港から車で1時間弱、菊池市の中心部から20分くらい上流にさかのぼったところにある。
そこはまさに水に包まれた森。水の音、激しい滝や美しい流れから立ち上る水煙り。湿度が高く、木々は苔むし、森全体が水に包まれている。流れの近くに下りると、そこは清流の冷風が水煙とともに吹き抜けていく。その心地よさは他に例えようがない。
渓谷沿いに1時間ほどの遊歩道が整備されていて、様々な水の姿、音に包まれることができる。この渓谷の美しさ、そして、その水の美しさはこれまでに経験のない世界だった。その美しさと心地よさに多くの人々がここを訪れるが、ここで一日ゆっくりすごせたらどんなにか素晴らしいだろう。
しかし、この美しい水の姿も71kmという短い旅の間に大きく変わってしまう。
現在、菊池川流域では、菊池川流域同盟などにより流域の連携と河川浄化の活動が推進されている。身近な水、川を蘇らすのは私たちの心がけ一つだ。このような美しい水源を見て感動することによって、身近な水を守る心を蘇えらせてほしい。
8月1日は「水の日」。
猛暑の続く夏で水の大切さを実感する季節だが、今年は水の恐ろしさをまざまざと見せつけられている。新潟、福井と続いた水害は、水の力に人の力が全く及ばないことを改めて思い知らされた。
地球の水バランスは確実に狂い始めている。「水危機の世紀」と言われる21世紀。水資源の枯渇、水の汚染、異常気象や地球温暖化による海水面の上昇、砂漠化と洪水。水をめぐる状況の変化は、私たちの肌でも実感できるようになってきている。
その変化の最大要因は人類の活動だ。21世紀が水危機の世紀を言われる背景には、世界人口の増加があげられる。現在64億近い世界の人口は、2025年には80億を超え、人類が使用する水の量は地球で使える水の量の9割に達し、49ヶ国で水が不足すると国連が予測している。
私たちがまずやらなければいけないことは、この現実を認識し、毎日の生活の中で使う水の量を減らし、水を汚さない心がけをすることだ。
私たちの生活の中で起こる水汚染の大きな原因は家庭排水であり、キッチンから流される残飯や汁類だ。使った油をそのまま流している人は少ないと思うが、残った味噌汁やラーメンの汁、ちょっと残ったしょう油など、そのまま流してはいないだろうか。味噌汁1杯が川に流れこんだ場合、魚が棲めるきれいな川に戻すためにはお風呂4.7杯分のきれいな水が必要になる。
全国の家庭で毎日行われていることが相当な積み重ねとなっていく。汚れの水源地は私たちの家や生活の中にあるのだ。
夏の季節には川や海に行く機会も増える。川や海のほとりに立って眺めてみよう。川原や砂浜は、たばこの吸殻やバーベキューの残りのゴミや残飯で汚れていないだろうか。そのゴミは水に流され、水に溶け込み確実に水を汚染していく。
私たちの命の源流は水、そして、海にある。水が「母なる水」と言われる由縁だ。
水や水辺を汚す行為は必ずいつか水を通じて自分達に帰ってくる。
「水の音原風景」阿蘇プロジェクトの打ち合わせのために熊本を訪れた。
熊本は阿蘇の火山によって育まれた温泉や名水が至るところに存在している。
打ち合わせの後、大学の友人と久々に会った。彼は、熊本出身で8年くらい前から実家に戻り熊本で生活している。
彼の実家は熊本の代表的な名所である水前寺公園の近くで、彼が子供の頃に毎日遊んでいた場所を案内してくれた。その場所は「江津湖(えづこ)」。
熊本市の市街地にありながら、阿蘇山の地下に浸透した水が今もこんこんと湧き出ている。その湧水の量は一日40万トンだそうで、貴重な動植物や湿性植物のある重要湿地に選定されている。
湖畔の道を散策していくと、芭蕉の木の巨木が生い茂るところに出た。彼のお気に入りの場所ということで、普段は人の入って行かない場所に分け入った。そこは芭蕉の巨木が立ち並び、木々の根元を美しい水が流れている。
ここは熊本のバリ島か?そこはまさに別世界だ。
夏になると、ここで足を水に浸し、本を読んだりワインを飲んだりするそうだ。
豊かな水のある街は豊かな時が流れている。子供たちが静かなせせらぎの中で遊んでいた。懐かしい風景に心がなごんだ。
スローフード、地産地消など、地域の食を見直す動きが日本各地でも高まってきて久しい。
「スローフード」とは、1986年北イタリア・ピエモンテ州のブラで発足し、画一化されたファーストフードの味覚による食文化の崩壊の恐怖から、郷土料理の豊さと風味を守り、後世に残こそうという運動から始まった。「スロー」とは、ゆっくりと時間をかけて食べるということではなく、一度口に運んでいる食べ物を、じっくりと見直そうということで、この提案は世界的に広まってきている。
消えゆく恐れのある伝統的な食材や料理、新鮮で安心な食材と地域に根ざす小生産者を守り、子どもたちを含め消費者に味の教育を進めようという考えのもと様々な活動が行われている。
私たちはもともと、住んでいる地域の自然の循環の中で命を育んできた。川のほとりや、水の湧き出る場所の近くに住み、その土地や地域で育まれた食の恵みをいただいてきた。
その「食」の原点を見直すということは、とても重要であるが、更に、生命の根源である「水」の原点も見直してほしい。
私たちが毎日使い、飲む水をどうするのか?
地球の水危機が直前に迫る今、私たちの日々の生活でどんな水を使い、飲むのかが、実は地球の水を大きく左右することにつながっている。
Think globally, live locally. 地球規模の視点で水の大切さを実感し、地域の水循環の中で生きる。この「スローウォーター」こそ、見失ってきた水のつながりを再確認し、水を汚さない心がけを生み、水を大切にするライフスタイルにつながるはずだ。
「スローウォーター」なライフスタイル、皆さんも是非考えてみて下さい。
この日、かねてから訪問したいと思っていた宮島・厳島神社を訪れた。
宮島口駅からフェリーに乗ると、独特のぎざぎざした形の山が目に入ってくる。宮島の姿だ。海に立つ大鳥居とご社殿が見えてくると、その山は鬱蒼とした緑に覆われていることがわかってくる。
その眺めは、なぜここにこの神社が創建されたのか納得させてくれた。厳島の由来である「神をいつきまつる島」のように、その厳かな姿は、人の力の及ばない世界を強く感じさせてくれるものであった。
そして、島へ上陸する。
この日の満潮時間は昼の12時19分。大鳥居は海の中に荘厳な姿で立ち、ご社殿の下まで海水が満ち海に浮かんでいるように見える。厳島神社の最も美しい景色だ。
社殿をめぐり、ゆっくりと回廊を歩いて行くうちに、海は引き潮に変わり、神社の景色も刻々と変わっていく。我々は海の満ち引きを知っていても、まざまざとその変化を感じることは少ないが、ここでは社殿、大鳥居という不動のものとの対比で、その満ち引きが手に取るようにわかる。やはり、人の力の及ばない存在をまざまざと実感させてくれるのだ。
回廊を歩いていると、「からからから」という木の触れ合う音が心地よく響いてくる。天神社脇にかけれられた絵馬が海の風に揺れる音だ。人々の思いや願いが音となって天に響いているのだろう。
海水と淡水とが混じり合っている塩分濃度の低い水。